ポエトリーアングル

詩やことばについてのさまざまなことがらを。

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2013年4月24日水曜日

「工藤直子」を読む

娘が工藤直子の「ふきのとう」を暗唱していた。
小学校の教科書に載っているらしい。
家にも工藤直子の本があるよと言って、探してみると、
嫁さんは「ともだちは海のにおい」と「ともだちは緑のにおい」を、
僕はハルキ文庫の「工藤直子詩集」を持っていた。
娘は詩集をパラパラと見ただけで、それほど興味は示さなかった。

僕は久しぶりに「工藤直子詩集」を読んでみた。

以前に比べて、引きつけられる言葉が少ないなと思った。
これは詩集が変わってしまったわけではなく、
当然のことながら、僕の何かが変わったんだろう。
中でも一番気になる作品が「てつがくのライオン」。
最初に読んだときは、かっこいいと思った。
ライオンがというよりは、工藤直子がかっこいいと思った。
しかし今では、ライオンがかわいそうでたまらない。
すごく悲しい気持ちになる。
何らかの部分で、捉え方を間違えているのかもしれないが、
今の僕にはそう読める。